6月30日(土)

めまぐるしく天気が変りましたが、降る時は凄い雨でした。

雲が低く金峰山もどこ?にです、
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独立行政法人国立病院機構熊本医療センター 食堂CROSSone
ビーフカレー
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雪沼とその周辺
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短編集ですが「レンガを積む」の最後を
引用ーー>
ところが、これでひとまず大丈夫、という組み方でスピーカーを戻し、発育の悪い雀みたいにひょろひょろしながらのぼり下りしていた踏み台のレンガを片づけようとして開け放したドアの外にふと目をやると、安西さんが腕を組んで、ものめずらしそうにこちらを見ているではないか。不世出とうたわれたあの演歌の歌い手が大好きな安西さんは、なにかと言えばそれをかけてくれと言い、あとは浪曲一筋で通している。そうだ、こういうときこそ、ちがう種類の音楽に引き寄せてやりたい。自分の趣味とかけ離れているのに、おゃ、と感じるような曲だ。なにがいいだろう?ふたたびちゅんちゅんと台から台へ飛び移る雀となった蓮根さんは、しばらく考えた末に、かかっていたシューマンの交饗曲を止め、店の奥のレコード棚からフィッシャー=ディースカウの歌う「美しき水車小屋の娘」を取りだし、家具調ステレオのターンテーブルに載せて、重いノブ式のスイッチを三十三回転の目盛りのほうへがちゃりとひねった。トーンアームがあがり、レコードの縁にむかって移動すると、リード部分の沈黙の帯にゆっくり針が降りていく。伴奏の抜けがいい。案じていた低域もしゃきっとして、明るいバリトンが響く。十数秒後、そろそろかと視線を移すと、安西さんが口をすぼめた思案顔のまま、でもひどく心を打たれた乙女のように頬を赤らめて、レジの横に立てかけてたジャケットのほうにちらりと目をやるのが見えた。
<--引用終わり

なんかいいのです。

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今昔田舎亭
Posted by今昔田舎亭

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