2月23日(木)

ここしばらく風邪で寝込んでいたと言う友人がきました。
「すまんばってん、明日、鹿児島に行くけんハウスの開け閉めば頼まれんどか」「よかたい」と。

そしておとっあんの書かれた本を
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今日の食事当番が炊事に飛んでいった。揚げた飯は何かといえばコウリャン粥の黒いのの中にキャベツの葉を刻み込んである。それが冷えて糊の様に固まっている。飯盒一杯を四名で分けたら、蓋に一杯ずつあった。今朝の五時頃に粟の朝飯を食ったきりなので、なかなか美味しくいただけた。

昭和23年8月・・・・完成(26才)
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引用-ー>
あとがき
内地に帰っての感想は、負戦後の今日、今や天皇制、軍閥、財閥か解体せられ、日本国史上始まって以来の一大政変換えを成し、国内の角々迄民主の声高らかに叫ばれて、日一日と明るい新日本民主化へと進んでいるのが見受けられる。がそれも掛け声だけらしい。負戦のどさくさの為に国民の姿はどうであるかと見れば、全部と言う訳ではないが、トコトンまで堕落している人間が多数に見受けられる。新日本再建、民主化等はどこ吹く風と言ったふうに肩で風切って歩く若い男、夜の町の若い女、戦後のインフレの波に乗って躍る闇ブローカ、人は皆新円獲得に躍起となっている。毎日の新聞の三面記事に続出する種々の犯罪事件、こうしたいやなほの暗い空気が国内に漂っている。こうした事に引き換え何にも知らぬ我々は、終戦後二年、あの酷寒の国シベリアの地で混乱と不安と焦燥と迫害の中に唯陛下のおわす夢の祖国に帰りたい一年ばかりに異国民族の仲に生きて来た私達は、祖国への熱い思いと日本人であると言う事は瞬時も忘れた事はなかった。
ひとたび復員して見れば、そうした祖国の夢は破れ、日本再建に一役働くべき若き青年男女の堕落の様を見受ける時「ああこんな詰まらぬ戦争に生死を諾してむざむざと若き青春を費やして来たか」と思えば実に残念の至りである。
終わりに望みこの負戦のどん底に落ちた祖国日本を我等若き者の手で新日本再建に打ち立てたいものである。そして住み良い気持ち良い明るい文化国家として、昇る朝日と共に進まんことを祈るのみである。

<--引用終わり

友人が生まれる前に書かれたようですが「どうも青年団か何かの時に書かしたっじゃろ、ばってんあんまり長かもんな」と・・まさに、おとっあんがまた今時に出してきた気がします。
お笑い番組と国会中継、くだらなさにおいて同じと言えばお笑い番組に失礼かもしれない、かたやくだらなさが目的だからくだらなさの質が違う気がします。

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今昔田舎亭
Posted by今昔田舎亭

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